自ら学ぶ子になる!

親の苦労、見守り 保護者さまへ

今週の朝日中高生新聞に付録でついていた朝日新聞EduAの特集が「自ら学ぶ子になる!」という内容でしたのでご紹介したいと思います

 

【自学力アップのポイントは?】

 

未就学児

□ 五感を使って、自由に遊ばせましょう

□ ジャンルを問わず「熱中体験」をさせましょう

□ 小学校入学までにやるべき「ゴールを」を設定するのはやめましょう

□ 図鑑もいいですが、意識して本物体験をふやしましょう

□ 肯定的な言葉を選んで、その気にさせましょう

 

この時期は五感を使った遊びで非認知能力を磨くことが心と頭の成長につながります

 

遊びが足りないと高学年で伸び悩むこともあります

 

勉強も楽しみながら行うことがおすすめですね

 

算数は具体数で指やおはじきなど使いながら、10の数をつくる遊びを行うとよいです

 

理科や社会も実体験から学ぶことが多いので、図鑑はもちろんよいですが、実体験を増やしてあげることも大切ですね

※教育評論家 親野智可等さん

 

小学生

□ 保護者は我が子をそのまま丸ごと受け入れましょう

□ 先回りして世話を焼きすぎないようにしましょう

□ 大人は「ないない脅迫」をしないようにしましょう

□ 頑張れば到達できる小さな目標をつくり、成果を可視化しよう

□ 繰り返さないと身につかないことをあると、まず理解しよう

 

おかしな励まし方をしないことです

 

子どもが自立するうえでは「承認されている」と感じることができることが大事です

 

忙しい時に「ねえ、見て」と何か作ったものを持ってきた際に

 

よく見ないで「上手だね」とか「忙しいからあとでね」はNG

 

まずは見てあげて「見たよ!でもちょっと待ってね」と言ってあげてください

 

また、この時期は子ども成長を丸ごと受け入れることが大切です

 

テストで80点だった場合、「頑張ったからお母さんにとっては満点だよ!」「あと20点分どこができなかったんだよう」というよりは「!今回は80点だったね!」でOKです

 

先回りして世話を焼きすぎたり「宿題をやらないとおやつあげないよ」と「ないない脅迫」をしたりするのは避けてください

 

自分からやりたいと感じてやるのか、誰かにやらされてやるのか

 

では結果が全く違ってきます

 

※学芸大学付属世田谷小学校教諭 沼田さん

 

中高生

□ 思春期でも共通の話題をつくり、良質な親子関係を築きましょう

□ 保護者は子どもから求められたことだけサポートしましょう

□ どうしたら自分はやる気がでるか考えてみよう

□ どんな場所なら勉強がはかどるかを試し、学習環境を整えよう

□ やる気がでてきたら、自分の勉強法を確立しよう

 

中高生の保護者は共通の話題をつくり、良質な関係を築くのが最優先です

 

できない事を「もう中学生だから」とか「あの子にはできているから」とつけはなすことはNG

 

自立できるまで焦らずサポートしてください

 

関係が悪化すると、子どもは部屋にこもり、スマホやゲームをしがちですが、ふらっとリビングに現れた際に「またゲームばかりしているの?」と小言をいうのではなく、「何のゲーム?面白いなら教えてよ」と距離を縮めてみましょう

 

それすら難しければ「おはよう!」とあいさつだけでもOK

 

口うるさく言わなくなれば、子どもは変化を感じ取り、自分は何をすべきかを考えるようになります

 

どんな事でやる気を出すきっかけになるかは子どもにもわかりません

 

友達の一言なのか、テストで良い結果がでたからなのか?

 

でもちょっとしたことで変化が生まれることもあります

 

また、受験という大きなイベントはやる気がでるキッカケになりやすく、志望校が決まると自然と勉強するようになります

 

「勉強しなさい」と繰り返しても関係が悪化するだけなので、年齢が上がるほど干渉を減らしていきましょう

 

※ 思春期子育てアドバイザー 道山さん

 

 

【想像力と思考力を育む子育てを】

 

子どもの脳には大きく分けて3つの発達段階があります

 

●最初は生後10か月からで、脳の海馬と扁桃体がつながり体験の記憶が蓄積されるようになります

 

自我が芽生え、だだをこねることが増えてきます

 

この時、保護者はその場しのぎの対応ではなく、ダメなものはダメ!と根気良く働きかけ、少しでも成長できたら褒めるようにしましょう

 

●次は5歳半からで、メタ認知能力が働き始め未来を意思してプランをたて、振り返りができるようになります

 

失敗を受け止め、「ほめる」「はげます」「(視野を)ひろげる」という「3H言葉」をかけてあげるようにすると、子どもは誇りを持てるようになり、自学自習の原動力になります

 

●第3段階は9歳から10歳で、意思や判断、情緒や倫理意識を担う部位が成長し人間性が育ってきます

 

親離れの時期が近いので子どもの意思や考えを尊重するようにしましょう

 

心理学、保育学が専攻のお茶の水大学名誉教授の内田先生は、自分から学ぶようになるには、創造的なな想像力や自律的な思考力が大切で、家庭が子どもの「安全基地」になるよう信頼関係を築き、子どもの進歩を認め主体性を大事にして欲しいと言っています

 

 

 

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