公立高校って入試の点数が高ければ良いの?
もちろん、当日の点数が高い方が良いが、それだけじゃないぞ!
11月になり、志望校選びもだいぶ進んでいると思います
そこで、埼玉県公立高校の選抜方法についてまとまてみます
第1次選抜と第2次選抜があります
(3次選抜がある高校もあります)
1次、2次で選抜基準を変えて、合格者を決めていきます
テストが2回あるわけではないぞ!
1次では調査書を重視した方法で受験生を上から順番にならべて合格者の60%の人数を決め
2次では当日のテストを重視した方法で、1次で漏れてしまった受験生を上から順番に並び替えて
40%の人数を決める方法があります
また、その逆に、1次で当日点を重視し、2次で調査書を重視するやり方もあります
※高校によって違います
例えば、南稜高校(普通科)では・・・
※南稜高校は3次選抜まであります
・1次選抜で合格者数の80%(約254名)を選抜します
・2次選抜で合格者数の15%(約48名)を選抜します
・最後の3次選抜で合格者数の5%(約16名)を選抜します
選抜の基準は下記の通りです
①学力検査(当日テスト)を重視する
②調査書の「特別活動等の記録」で実績を残した者の選抜に配慮する
③受検生の能力を適正に図る為、数学と英語の学力検査は学校選択問題で実施する
調査書の扱い
学習の記録(通知表)の得点を「1年:2年:3年=1:1:3」とする
→通知表は5段階の9教科で最高45点です
1:1:3なので満点は「45+45+45×3」の225点です
特別活動等の記録の得点を満点が75点として算出します
※算出方法は各校公表しておりません
→部活動・生徒会の働きを点数化します
部活動
運動部: 全国大会出場、関東大会出場、県大会出場、都市大会上位入賞など
文化部: 全国大会出場・出展、関東大会等出場・出展、県大会出場・出展・入賞など
生徒会
生徒会長、生徒会副会長、各種委員会委員長、行事委員長など
その他の項目の得点を満点20点で算出
※算出方法は各校公表しておりません
資格や校外活動を点数化します
資格: 英検3級以上、漢検3級以上、数検3級以上
以上の基準をもとに、1次、2次、3次で点数配分を変えて選抜します
第1次選抜
学力検査(当日テスト):500点満点
調査書(通知表、その他の活動):334点満点
※満点320点に約1.04を掛けます
学力検査が合計点の約60%を占めます
第2次選抜
学力検査(当日テスト):500点満点
調査書(通知表、その他の活動):400点満点
※注意:満点335点を400点にします
※満点320点に1.25を掛けます
学力検査が合計点の約55%を占めます
第3次選抜
第2次選抜における合計得点の一定順位の者を対象に「特別活動等の記録」の得点で選抜する
1次で当日点数をとれた子を評価するよ!
2次は調査書の点数を高く評価するよ!
3次は学力以外の能力を高く評価するよ!
このような見方でよいと思います(^^)
各高校によって、特別活動の評価基準は異なりますが、同レベルの偏差値の高校はだいたい同じです
ただ、中3生はやることは当日点を高くするために、日々学習を積み重ねていくこと
これが、一番だと思います
中2生以下は部活動、校外活動、資格試験など興味関心を広げていくことも大切だと思います
簡単にまとめてみましたが、参考になれば嬉しいです(^^)
お知らせやスケジュール更新時にメッセージ送信しておりますのでラインのご登録をお勧めしております。