昨日のニュースでPISA学力調査で日本が読解力3位(前回は15位)というものがありました
ちなみに、数学的リテラシーは5位(前回6位)、科学的リテラシーは2位(前回5位)
3分野とも1位はシンガポールだそうです
さて新聞では、コロナ禍で学校活動が停止した他国と比較して、再開が早かった日本の優位性に触れていました
たしかにその影響はあるでしょう
ただ、ここ数年の小学校、中学校のテスト問題を見ていると、読解力向上を本気で目指していることを実感します
とにかく文章が長い・・・
読むのが面倒になるくらい・・・
状況把握に2回は読まないといけないような・・・
で、今の子って問題用紙に書きこむことを本能的に拒否しているといいますが、何度言っても書き込む癖がつかなない子が多いのです
長い文章になればなるほど、印をつけながら読むことで、繰り返し読む箇所にあたりがつけられ、時間短縮につながります
書き込むことはとても重要なのですが・・・
さて、ここで日本国内の学力調査の問題を見てみたいと思います
分かりやすように小学校6年生の問題を見てもらいたいと思います
まず、国語の1部ページです
なんか、イメージ違いません?
学校のテストは教科書の文章から出題されますので、小説、説明文といった文章題が出されているのでそれほど変化は感じませんが、例えば社会や理科なんかの問題文と似ていて図や資料を同時に考えなければいけない問題となっています
次に算数の1部ページです
会話形式で問題が展開されています
私の少年時代は計算と図くらいでしたね
問題文はこちらをご参照ください
私が野球少年だった40年くらい前は計算が速く正確に解ける子が頭のいい子、勉強ができる子でした
記憶力抜群で漢字や用語なんかもたくさん覚えてる子が成績の良い子でした
もちろん、今もその力が無いと成績の良い子にはなれないのですが、それだけでは足りないのです
読む力は当然、状況把握、資料分析の力を求められています
で、成績の良い子はきちんとその力が備わっているのですが、お勉強が苦手な子がこの力が足りてないのです
計算ができない・・・そういう子は、学校の先生の努力、保護者の方の意識もあり少なくなっています
九九ができない、分数の足し算ができないとう子は本当に減っていると思います
ただ、文章に接する機会が激減している時代なので、活字に慣れていない子が増えていますね
私は本を読む子ではなかったので、小学校、中学校時代に読んだ本は多くはないです
その代り、ジャンプ、マガジン、中学生ではスピリッツと漫画はたくさん読みました
料理の知識はすべて「美味しんぼ」です
寿司屋に行けば「将太の寿司」の知識が活かされます
美術の知識は「ギャラリーフェイク」さまさまです
学校のお勉強も学習漫画を先に読んで大枠をつかんでから問題集をやっていましたね
漫画は絵がついているので、知らない言葉がでてきても絵でだいたいのニュアンスがつかめます
これが、国語の文章題にも生かされていたように思います
PISAの話から大分それてしまいましたが
お勉強が苦手なお子さんの成績が上がりづらくなっている状況を理解したうえでの声掛けをしていきたいと思います
知っていて当然と思うような言葉も、実は知らない、知っているふりをしているだけという事があります
是非、ご家庭でも、ちょっとした言葉の意味を「知ってる?」と問いかけてみてくださいね
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