学習コンサルタント坂本七郎さんの著書から「中学校の子を持つ親が悩む5つの事」パート③です。
今回は子どもの勉強にどこまで関わればよいのか?です。
● 答えは実は単純明快
それは「子どもが自立できるまで」
子どもが自分で計画を立てて、勉強ができるようになっているのであれば、勉強に関しては、ほとんど手をかける事はありません。
たまに困っている事を聞いて、対処法を一緒に考えてあげるくらいで十分です。
しかし、一方で
「まだ、自分で計画を立てる事ができない」
「勉強が始められない」
「勉強のやり方がわからない」
といった状態であれば、中学生といえども、積極的に手をかける必要があります。
親が上下関係を振りかざす事なく上手に導いてあげれば子どもは素直に親のいう事を聞き入れ従うものです。
これがなかなか、難しいですが・・・
● 勉強開始のスイッチを作っておこう
簡単な計画をつくった、勉強のやり方もわかった。
それでも勉強を始められない子がいます。
その原因としては「勉強をいつでもすぐに始められる環境が整っていない」という事が挙げられます。
勉強のやる気自体はあるのですが、「机に向かい、勉強道具をだし、問題集をだし、始める」といった一連の行動が壁となっていて、なんとなく面倒だな・・・となってしまうのです。
たとえば、読書が好きな子どもに育てたいなら、リビングに本棚をおいたほうが良いという考え方があります。
これは、暇ができたとき、近くに本がある、つまり、いつでも本を手に取れる環境がある事がポイントです。
坂本先生自身も、いつでも執筆に取り掛かる事ができるようリビングにノートパソコンを置いて、いつでも手に取れるようにしているそうです。
なかなか、勉強にとりかかれない子に対しては、勉強をすぐに始められる環境を作って置くことから着手しましょう。
理想はリモコンのスイッチを押すとテレビがすぐに見られるくらいの手軽さです。
例えば・・・
・リビングに机をもってくるか、リビングの近くの部屋に持ってくる
(片付けから始めないといけないような机ではだめです)
・漫画やゲームは目につかない場所にしまっておく
・ペンや消しゴム、問題集、ノートが取り出しやすい所にある
などが条件です。
いつもいる場所から、少し手を伸ばせば勉強に取りかかれる!
リモコンのスイッチのようにパチンと勉強に取りかかれる環境を作ってあげてください。
長くなりましたので、③-2に続く・・・
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